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自己紹介

安保 直紀(あぼ なおき)
ニックネーム ウホ
岡山生まれ、倉敷在住。中国地方中心に全国で活動
『最高の一瞬を切り撮る』
を心がけ美しい瞬間を切り取る撮影を心がけている。

40歳の決断 カメラで食べていく旅へ出発

 40歳を目前にして会社を退職し、カメラマンとして生きていく決意をした。長年勤めた会社ではある程度は出世し、安定もしていた。しかし心の奥底では常に『本当にこれでいいのか?』という思いがあった。そんな時、ふと夢中に野生動物を追いかけシャッターを切っている自分を思い出した。

まだみたこともない野生動物達に会いに行こう!旅に出よう!

 会社を退職し旅に出る。決めたからにはやるしかない。急いで準備をしてまずは3ヶ月間まだみたことのない野生動物達に会いに行く『北海道撮影旅』新たな挑戦だった。
 キャンピングトレーラーを牽引し、岡山からスタートをし日本海側に抜け下道のみで北海道を目指した。日本の風景、文化を肌で感じる旅。日本海から能登半島を一周。日本海で眺める水平線、海岸の絶景に息を呑み、歴史ある街並みに心をときめかせた。富山県の氷見市では、初めて立山連峰の絶景を目の当たりにした。その雄大さに感動し、冬山のこともよくわからないまま雷鳥を撮影しようと雪山に入った。そして、初めてのホワイトアウトに遭遇するが恐怖よりも感動して妻に怒られてしまった。
 その後も北上を続け、新潟県ではその広さのことを知らないまま走り始めた。しかしその後の予定が間に合わなくなる事がわかり仕方なく高速道路に乗った。日本の広さを改めて実感した瞬間だった。山形では鳥海山を望み湯殿山神社にお参りに行き、秋田ではナマハゲに会いに行った。青森県では十二湖の神秘的な風景に魅了され、アカショウビンの美しい姿に癒された。語り尽くせないほどの感動と体験をさせてもらった。そして、ついに北海道へ。

北海道で出会う感動と挑戦

 北海道では、雄大な自然が私を待っていた。たおやかな山々に憧れの野生動物たち、聞いたこともない泉質の温泉、そして旅先で出会う人々は、皆温かく、親切だった。地元の食材を使った料理はとても美味しく。野生動物を探すために移動を繰り返し撮影をしていた。この時にカメラを通して自分の人生を考え直すことができた。このことはおいおい書いていこうと思う。

これからも続くカメラと旅の物語

 3ヶ月間の北海道撮影旅は、あっという間に過ぎ去った。この旅で、私は多くのことを学んだ。自然の美しさ、人々の温かさ、そして自分の可能性。カメラマンとして、まだまだ未熟な私だが、これからも挑戦し続け旅は続く。カメラと共に、世界を、そして自分自身を探していく。そして2年後また3ヶ月の北海道旅に出発していくことになる。その頃には日本全土をほぼ撮影していた。
 
 皆さんが旅やカメラに少しでも興味を持ってもらえたら嬉しいです。人生は一度きりです。好きなことをして、思いっきり生きていきましょう!そして今は海外にも撮影に行くようになりました。永続は力なり!

エゾシカ オホーツクをバックに

オホーツク海をバックに エゾシカ