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【初心者でもOK!】一眼レフ/ミラーレスで背景を ぼかす 魔法のテクニックと失敗しないコツ

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カメラ好きな皆さんこんにちは!今回は皆さん大好き『ボケ』のお話です。デジタルカメラで背景を ぼかす 撮影方法は、写真をプロフェッショナルに見せるための重要な技術です。背景をぼかすことで、背景を整理し、被写体を引き立て、写真に奥行きを持たせることができます。この記事では、デジタルカメラで背景をぼかすための基本設定と撮影テクニックについて詳しく解説します。

ぼかす カメラの設定方法

絞り値の調整

 背景をぼかすための最も重要な設定は絞り値です。絞りを開ける(F値を低く)設定することで、被写界深度が浅くなり、背景がぼけやすくなります。例えば、F2.8やF1.8といった低いF値を選ぶと、被写体がはっきりと浮き出し、背景が美しくぼけます。また、レンズの性能や種類によってもぼけ具合が変わるため、明るいレンズ(大口径レンズ)を使用することをお勧めします。例えば、50mm F1.8のレンズは比較的安価でありながら、美しいぼけを実現することができます。この種のレンズは撒き餌レンズ(レンズ沼に引き込むため)と言われており写りは最高です。筆者も大好きでZ7IIによくつけっぱなしています。

フォーカスの設定

 被写体に正確にフォーカスを合わせることも重要です。オートフォーカスを使用する場合、顔検出や目検出機能を活用すると効果的です。これにより、被写体の顔や目に自動的に焦点が合い、背景が自然にぼけます。また、マニュアルフォーカスを使用すると、より細かい調整が可能です。最近のミラーレスカメラはピーキング機能搭載なのでマニュアルフォーカスでもピントは合わせやすいですよ!
 特に、静物やポートレート撮影では、マニュアルフォーカスを活用することで、意図した部分に確実にフォーカスを合わせることができます。

シャッタースピードの調整

 シャッタースピードの設定もですが、背景ぼかしに影響を与えることがありますが流し撮りをすることで特に動きのある被写体を撮影する際に活用することができます。
 例えば、スポーツ撮影や動物撮影では、1/1000秒以上の速いシャッタースピードを使用することが一般的ですが、逆に、シャッタースピードを遅くすると流し撮りになり背景が整理することができます。でもボケとは違うか。。。

花 熊蜂 作例

撮影テクニック

距離の重要性

 被写体と背景の距離を考えることも、背景をぼかすためには重要です。この内容をよく考えずに反射的に撮影してしまい被写体を背景から遠ざけることを忘れて『ん?ボケない。。。?』と言われる方が多々います。被写体とカメラの距離を近づけることはとても有効で相対的に背景が離れていきます。例えば、花や小物を撮影する際には、被写体にできるだけ近づいて撮影することで、背景が大きくぼけます。

望遠レンズの活用

 望遠レンズを使用することで、背景をより効果的にぼかすことができます。望遠レンズは被写体を拡大し、背景を圧縮するため被写体が際立ち、背景が美しくぼけます。例えば、最近は70-200mmの望遠ズームレンズがポートレート撮影において非常に効果的と人気になっていますね。長焦点距離を活用することで、背景のぼけが大きくなり、被写体が一層引き立ちます。

構図の工夫

 被写体を中央に置かないで、三分割法や黄金比を意識した構図を使うことで、より素敵なな写真が撮れます。また、背景にシンプルな要素を選ぶと、ぼけ効果がより引き立ちます。例えば、木々の葉や街灯の光を背景にすることで、光のボケ(ボケ玉)が美しく映ります。さらに、前景と背景に異なるぼけ効果を取り入れることで、写真全体に立体感を持たせることもできます。と言いつつ日の丸構図の作例。

花 日の丸構図

撮影後の編集でさらにぼかす

 デジタルカメラで撮影した後でも、写真編集ソフトを使うことで背景のぼかし効果をさらに強調することができます。編集作業を行うことで、撮影時には得られなかった仕上がりを実現することが可能です。このセクションでは、編集ソフトの選び方と具体的な編集方法について詳しく解説します。でもやり過ぎは禁物!

初心者におすすめの編集ソフト

 初心者にとって使いやすい編集ソフトとして、Adobe Photoshop ElementsやLuminar AIなどがあります。これらのソフトは直感的な操作が可能で、初心者でも簡単に背景ぼかしの効果を加えることができます。特に、Luminar AIはAI技術を活用して自動的に背景ぼかしを適用する機能があり、手間をかけずにプロ並みの仕上がりを実現できます。

プロも使う高機能な編集ソフト

 より高度な編集を行いたい場合は、Adobe PhotoshopやLightroomなど定番ソフトが良いと思います。これらのソフトは多機能であり、細かな調整が可能です。特にPhotoshopでは、レイヤーを使った編集やマスク機能を活用して、背景ぼかしを細かくコントロールすることができます。

花 作例

まとめ

 背景をぼかす撮影技術は、写真にプロフェッショナルな仕上がりをもたらす重要なテクニックです。デジタルカメラの基本設定や撮影テクニックを理解し、さらに編集ソフトを活用することで、美しい背景ぼかし効果を実現できます。ここでは、背景ぼかし撮影の総まとめと、継続的にスキルアップするための方法について解説します。

背景ぼかし撮影の総まとめ

基本設定のポイント
  • 絞りを開けて、浅い被写界深度を利用する。
  • 正確なフォーカスを合わせるために、オートフォーカスやマニュアルフォーカスを適切に使い分ける。
  • シャッタースピードを調整して被写体はしっかり止める。
撮影テクニックのポイント
  • 被写体と背景の距離を工夫し、被写体を引き立たせる。
  • 望遠レンズを活用し、背景のぼけを強調する。
  • 構図に工夫を凝らし、意図した印象を与える写真を撮る。
編集技術のポイント
  • 初心者には使いやすい編集ソフトを選び、直感的に背景ぼかしを追加する。
  • プロ向けの編集ソフトでは、細かな調整が可能なため、高度な編集ができる。
  • 自然なぼかしを実現するために、グラデーションぼかしやエッジの調整を行う。

継続的にスキルアップする方法

定期的な練習

 当たり前ですが定期的に写真を撮り続けることは重要です。そのことでカメラの操作や設定に慣れ、より良い写真を撮影するスキルが向上します。さまざまなシチュエーションで背景ぼかしを試し、自分なりのコツを見つけましょう。

写真撮影の講座やワークショップに参加

 プロのフォトグラファーが主催する講座やワークショップに参加することで、新しいテクニックや知識を学ぶことができます。また、他の写真愛好者と交流することで、互いに刺激を受けながらスキルを磨くことができます。

オンラインリソースの活用

 YouTubeや写真撮影に関するブログ、フォトグラファーのSNSアカウントなど、オンラインには豊富なリソースがあります。最新の技術やトレンドを学び、自分の撮影スタイルに取り入れていくと良いでしょう。

最後に

 背景ぼかしの撮影技術をマスターすることで、写真のクオリティが大きく向上します。今回ご紹介した基本設定や撮影テクニック、編集方法を参考に、ぜひ美しい写真を撮影してください。継続的に練習し、さまざまなシチュエーションで試すことで、あなたの写真撮影スキルはさらに高まること間違いなし!ですが。。。最後まで読んでいただいた方にワンポイント!
使い方によってはF8でもボケます。(作例にあるぐらいのボケ)そしてよく『トロトロにボケています!』とか書かれています。でもね背景の存在って大切なんです。そのことだけは忘れずに楽しんでくださいね!
ではまた!!

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