氷ノ山 避難小屋前の景色
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冬山登山 撮影 絶景と危険が隣り合わせ!安全に楽しむ準備と注意点

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幻想的な絶景と厳しさの両方を楽しむための心得

 冬山登山 はとても幻想的な風景を観ることができます。しかし、それは危険とも隣り合わせなことを忘れてはいけません。大体の方は夏山から登山にのめり込みそのまま冬山に挑戦!の流れかと思います。そこで考えて欲しいのが冬山は夏山とは全く異なる魅力と危険性を併せ持つ特別なフィールドということです。
雪に覆われた静寂の山々は、言葉では言い表せないほどの美しさを見せてくれます。しかし同時に、一歩間違えれば命に関わるリスクも存在します。私自身、冬山に登る時は楽しくてしょうがないのですが。。。
これから冬山登山を始める方にはまずはどんなに『簡単な雪山登山』『気楽に行ける雪山』と書いていてもまずは一歩引いて考えて準備をしっかりし、できれば経験豊富なベテラン登山者の方と一緒に行きましょう。

雪に覆われた山々の風景

冬山登山
氷ノ山からの眺望

冬山登山 装備

冬山装備は高価なものも多く、購入に躊躇してしまう気持ちもよく分かります。私もかなり考え込みます。しかし、安全登山のためには必要不可欠なんです。安全に、そして快適に冬山登山を楽しむためには、自分に合った装備を揃えることが重要になります。冬山装備は、登山経験や体力、登山する山などによって必要なものが異なります。まずは、自分がどのような冬山登山をしたいかを明確にし、それに合った装備を揃える様にしましょう。

ストック

  • 雪用のバケットに変えられるものがおすすめ。
  • 雪面にしっかりと突き刺せるように、体型にあった長さを調節できるもの。
  • 滑りにくいグリップ素材を選ぶ。

アイゼン

アイゼン選びは、安全登山のために非常に重要です。登山靴に合っていないアイゼンを使用すると、歩行が困難になったり、アイゼンが外れて滑落するなどの危険性があります。靴に合わせて相談しましょう。登山靴を持ち込むと合わせてくれますよ!

  • 行く山で何本が良いか考える。わからない場合は販売店で相談しようね。
  • できれば前爪がしっかりしているものがおすすめ。
  • 簡単に着脱できるものが良い。登山靴によって変わるので注意。

ゲーター

ゲイターは、登山中に靴に小石や雪が入るのを防ぐために使用されるアイテムです。ゲイターを選ぶ際には、以下の点に注意してください。

用途

  • 雪山登山:防水性が高いゲイターを選ぶ必要があります。
  • 雨天登山:防水透湿性に優れたゲイターを選ぶ必要があります。
  • ハイキング:軽量で通気性の良いゲイターを選ぶ必要があります。

素材

  • 防水性:ゴアテックス、パーテックスなど
  • 透湿性:ゴアテックス、eVentなど

長さ

  • ショートゲイター:足首まで
  • ロングゲイター:膝下まで

その他の装備

  • ヘルメット
  • ピッケル
  • 雪山用登山靴
  • 防寒着
  • ゴーグル
  • バラクラバ
  • ヘッドランプ
  • 温かい飲み物
  • 行動食
冬山登山


 

冬山登山 の歩き方は?

 また、雪山登山における汗対策は非常に重要です。私は汗かきなので、体温調節に苦労することがよくあります。映像の山でも汗をかいてしまい、撮影時や休憩時に寒さに苦しんだのはつらかったです。
雪山登山は、汗をかかない歩き方や服装など、奥深い世界です。以下、いくつかポイントを挙げさせていただきますので、参考にしてみてください。

汗をかかない歩き方

  • 無理のないペースで登る:息が上がらない程度のペースを維持しましょう。
  • 休憩をこまめに取る:1時間に1回程度を目安に休憩を取りましょう。
  • 着替えを持参する:小屋などで休憩するときに汗をかいたウェアを着替えると、体が冷えにくくなります。それ以外にも下山後の着替えはあったほうが良いですよ。

冬山の服装

服装

  • ベースレイヤー:吸湿速乾性に優れた素材を選びましょう。メリノウールや化繊などがおすすめです。
  • ミッドレイヤー:保温性と透湿性を兼ね備えたフリースなどがおすすめです。
  • アウター:防風性と防水性に優れたシェルジャケットを選びましょう。
  • 帽子、手袋、ゴーグル:寒さや雪から頭部、手、目を保護しましょう。

その他

  • 水分補給をこまめに行う:寒くても意外と水分は失われています。こまめに水分補給!
  • 行動食を適度に摂取する:エネルギー補給することで体温維持できます。
  • 体調管理を徹底する:登山前日は十分な睡眠と栄養を摂取し、体調を整えて登山に臨みましょう。

購入時に必ずお店で店員さんに相談しながら、自分に合った方法を見つけてください。雪山登山はリスクを伴う登山です。装備や服装、歩き方など、しっかりと準備をして安全に登山を楽しんでください。

ちなみに私は先日の山行でアイゼンでゲーターを破ってしまいました。。。(高いのに買い替えです)冬山では疲れから小さなミスが起きてそれが命に関わる事故につながることもあります。
気温が低く、登山道も雪に閉ざされ厳し冬山登山ですが、その分雪に覆われた山々の景色は、まさに幻想的の一言です。

冬山登山 意外と忘れがちな車の装備

行き帰りの車の装備も考えておいてください。

  • スタッドレスタイヤ:必須です。
  • チェーン:スタッドレスタイヤに加えて、さらに滑りやすい場合に備えて用意しておきましょう。
  • スコップ:スタックした時に脱出するために必要です。
  • 脱出用の板:スタックした時にタイヤの下に敷いて脱出するために必要です。
  • 長靴、防寒具、作業用手袋:車から出て作業時に必要です。
  • ワイパー、ウォッシャー液:雪道での視界確保のために重要です。低温対応に入れ替えておきましょう。

昔、電波届かない雪山で溝にタイヤが落ちてしまったことがあります。真っ暗な雪道、歩いてたすけを呼び行ったことが今では役に立っています。必ず危なくない様に準備すること!

その他

  • 時間に余裕を持って出発する:路面凍結などの影響で時間がかかる可能性があります。
  • 天気予報をこまめに確認する:出発前だけでなく、現地についても確認する。
  • 電波状況を確認する:万が一に備えて、電波が入る場所を確認しておく。
  • 経験豊富なガイドと一緒に行く:初心者の単独登山は絶対に避ける。
  • 万が一に備えて、必ず登山計画書を提出しておく。

冬山登山はリスクとリターンが表裏一体です。しっかりと準備をして、安全第一で登山を楽しんでください。
ではまた!

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